冷え性について (翠皮フ科・アレルギー科:葛飾区亀有/アリオ亀有対面
翠(みどり)皮フ科・アレルギー科

診療時間
10:00から13:00
15:00から18:00

休診日
火曜日,土曜日午後
日曜日,祝日
〒125-0061
東京都葛飾区亀有3-37-17
メディク関東3F
電話 03-6662-4232
お知らせ 薬や病気の説明 自費診療

冷え性について

◎冷え性と冷え症の2つの書き方があります。
 冷え性で悩んでおられる方はたくさんいらっしゃることと思います。 「ひえしょう」の書き方は、2つあります。「冷え性」と「冷え症」です。 「冷え性」は、体が冷えやすい体質をもっていることを意味しているのではないかと考えています。 「冷え症」は、実際に体が冷えてしまって日常生活に支障を来しているものを示すのではないかと思います。 「冷え性」の方が、症状を持つようになると「冷え症」になるのはないでしょうか。 「冷え症」を直すには、「冷え性」をまず改善してあげることが重要になってきます。

◎冷え性の原因として、大きく5つに分類できると考えています。
 冷え性の原因としては、手足の末梢への「血流の不足」、「血流の停滞」、「胃腸虚弱」、「むくみ」、「ストレス」の5つが大きく考えられます。これらのものが単独もしくは複合的に関係して冷え性になっていると思われます。

◎「血流の不足」を東洋医学では「血虚」と言います。
 血流の不足してくると、肌もガサガサの状態になってきます。皮膚ががさがさしている方は、冷え性になりやすいというのはこういう理由も一つあると考えています。外面的には保湿剤を使ってお肌に潤いを持たせてあげることがとても重要です。血の巡りを整えていくことも冷え性の治療にとても大切です。東洋医学の言葉では「血虚」という状態を意味しますが、単純に血の巡りをよくする西洋のお薬もあります。血虚が考えられた場合は、漢方薬では補血剤と言われる生薬を中心に考えて処方を致します。それに附子(ぶし)というトリカブトの根を加熱して毒性を取り除いたものを加えることで体を温めることができます。漢方薬でも西洋のお薬でも血の巡りを改善してあげるようにして、お肌の潤いをきちんと保つように心がけていくことによって改善が期待できます。

◎「血流の停滞」を東洋医学では「お血」と言います。
 血流の不足と同様に、停滞してきても冷え性になりやすくなります。体の表面は、基本的に熱を奪うところです。体の中で温められた血液が、外界と接している皮膚に熱を供給しています。逆に体が熱くなれば、皮膚への血流供給を増やすことで、体から熱を早く奪ってもらうようになっています。血流が停滞すれば、熱の供給も発散もうまくいかなくなります。手足は冷えているのに顔はのぼせていることはないでしょうか。冷えのぼせという状態ですが、これは東洋医学では「お血」という状態から起きている可能性があります。そのような時には、駆お血剤と言われる生薬を中心に処方していきます。月経異常も「お血」によって起きていることもあり、それらも同時に改善することで冷え性の改善につながることもあります。

◎胃腸を整えることは、体調管理の基本です。
 胃腸の調子が悪いと、体全体の調子も悪くなってきます。食べ物を消化し、栄養素に変えてエネルギーの源になって熱を産生する基本的な部分です。「胃腸虚弱」がある方は、まずは根本を治療することをおすすめいたします。体の中が冷えていると全体的に冷えてきます。お腹を冷やさないようにしてあげるには、やはり食べ物が重要になってきます。夏が旬のお野菜は基本的に体を冷やす方向に働くものです。きゅうりやレタスなどの生野菜のサラダを摂取しすぎると体を冷やしてしまいます。できることなら温野菜を取ることをおすすめ致します。漢方薬で胃腸を整えて、胃腸の調子を良くすると冷え性にとても有効です。体の中から温めていくことを実践することが大切です。

◎足がむくんだりしていると冷えの原因になります。東洋医学では「水毒」と言います。
 お水は体を冷やすのにはとても効果的です。しかしお水が多すぎる場合冷えの原因となってしまいます。西洋医学では利尿剤を使用してむくみの軽減に努めますが、電解質異常や逆に脱水症状になりすぎることもあります。漢方薬では利水剤といって余分な水分だけを体外に排出してくれるような働きを持った薬があり、お勧めです。

◎ストレスも末梢の血管を締め付けるので冷え性の原因となりえます。
 ストレスが強いと、体が緊張状態になっています。緊張している時には、アドレナリンやドーパミンなどのカテコラミンという物質が増え、これが血管に作用して血管を収縮させてしまいます。それによって血流が減ってきてしまいます。東洋医学では、「気の異常」と言いますが、現代社会では「ストレス」で良いと私は考えています。なかなか難しいことだとは思いますが、ストレスを軽減することで、冷え性が劇的に改善していることもあります。ストレスによる冷え性は治療に時間がかかることもありますが、ストレス解消を見つけることできちんと良くなっていくと思います。補助的なものとして、漢方薬や西洋薬でも精神的に少し緊張を和らげていくお薬を使用することが良いと思われます。

◎これらのコンビネーションでさらに改善を図りましょう。
 冷えの原因は一つではありません。これらの治療を複数アプローチをしていくことで、冷え性をよくできるのではないでしょうか。夏場にクーラーで冷えを感じていてとても過ごしにくいと感じておられる方も、冬の寒さがきついと思われる方も一度ご相談ください。

翠皮フ科・アレルギー科のホームページへ戻る