翠(みどり)皮フ科・アレルギー科

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白癬(水虫)について

◎水虫もたむしも白癬です。
 白癬は、皮膚糸状菌というところに分類される白癬菌というカビによっておきる感染症です。足に感染すると「水虫」といわれます。股に感染すると「いんきんたむし」、体に感染すると「ぜにたむし」とも言われます。水虫でも爪に入ってしまうと足爪白癬といわれます。

◎白癬では死にませんが、二次感染で命を落とすこともありますので早期治療をしましょう。
 これらの白癬は感染症であり、直接人から人に感染しなくても、お風呂マットなどで人に感染させてしまうきっかけをつくることになります。白癬で亡くなる方はほとんどいませんが、白癬に感染して、じゅくじゅくになった足から細菌感染を起こし、それがきっかけで命を落としてしまった方もいます。できるだけ早期に治療をお勧めいたします。

◎現状では、顕微鏡検査をせずに白癬の診断はできません。
 ただ白癬かどうかは、肉眼で確認できない場合が多いので、私たち皮膚科医は必ず顕微鏡検査を行います。私たち皮膚科医が白癬やカンジダ、癜風といった真菌(カビ)の感染症を疑った場合(疑わない時は検査しません)は、必ず顕微鏡検査をします。顕微鏡検査をしなければ正確な診断をすることはできないからです。顕微鏡検査をしないで白癬を診断することはほぼ不可能に近いことを頭の片隅に入れていただけるとよいと思います。
 軟膏やクリーム、スプレーなどの塗り薬を使用してご来院いただくと正確な診断ができないこともございます。前日の夜から塗り薬は使用しないでご来院ください。また水虫の薬を使用している方は、最低1週間塗るのをお休みしていただくとよいかと思います。水虫の薬は、使用するだけで顕微鏡で調べても表面上は菌がいなくなることが多いです。

 顕微鏡検査で陽性になって、治療をするにもいろいろな方法があります。爪白癬とそれ以外でお話をすすめていきます。

◎塗り薬は1日1回根気強く長期間の外用をしましょう。
 爪白癬以外の白癬は、基本的には塗り薬で治せます。ただし根気が必要です。足白癬に関しては3か月、体や股に関しては1か月の期間が必要です。1日1回お風呂上がりにきちんと塗っていただければきちんと治すことができます。ちょっとそんなに長い間塗るのは大変ですという患者さんには、飲み薬をお勧めいたします。足白癬なら1か月、体なら2週間飲んでいただき塗っていただければほとんどの場合で治癒します。ただし飲み薬に関しては少し制約もございますが、それは後でお知らせいたします。足白癬では、1か月で最低20gは使用することをお勧めいたします。専門家では、1か月に40gの塗り薬をしっかり使用することを推奨している方もいます。それを3か月使用するとなると、60g?120g必要になります。市販薬を薬局でそれだけの薬を買うとかなりの高額になると考えられます。水虫は保険診療で治療を行うことをぜひおすすめしています。

◎爪白癬は内服が基本ですが、塗り薬で治療ができることもあります。
 爪白癬は、基本的には飲み薬を長期間使わないと治らないと言われています。お薬の飲み合わせや内臓の病気で飲み薬が飲めない人は、塗り薬をつけていただくことになります。一般的な塗り薬では完治は難しいとされていますが、塗っているだけでも感染防止には十分役に立つことがわかっています。また翠皮フ科・アレルギー科では、お薬をつけるときに一つ手間を加えるだけで塗るだけでも治る可能性が高くなる爪白癬の治療法をアドバイスさせていただいております。切れるところまで爪を切ったあとに、爪によく浸透するお薬を寝る前につけていただき、そのうえからビニールテープを指に巻いて寝ていただきます。そうすることによって爪へのお薬の浸透がさらに上がりますので、効果が出る場合があります。爪が切れない場合、工作用で100円ショップなどで販売されている金やすりでコツコツ削っていくとかなり有効です。1日5分でもコツコツやっていくのが重要です。
 2014年からは、軽症であれば液体の塗り薬でかなり効果の強いものが販売されました。

◎内服によるお薬は定期的な検査が義務つけられています。
 白癬に対する内服薬は、肝機能障害を起こすことがまれにあるため、採血による検査をするように厚生労働省から指導があります。爪白癬のように長期間であれば必ず定期的に採血をしますし、まずは内服前に採血をして検査をするべきであると考えています。きちんと検査をして治療を行った方で副作用が重症化した方はいません。採血をしないで白癬の治療を行っていた人が重篤な副作用になっています。
 飲み薬を使用する場合は、まず内服前に採血検査してその日は塗り薬をお出しします。1週間後に問題なければ飲み薬をお出しして、塗り薬もかぶれがなければ多めにお出し致します。
 また肝機能障害のある人は内服をすることができません。そのときは根気強く塗り薬での治療をしていきましょう。

 爪の変形は著しく生活の質を低下させます。きちんと治療をすることをお勧めいたします。もしよろしければ一度ご相談ください。

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