翠(みどり)皮フ科・アレルギー科

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体の洗い方について

◎お肌をこすって洗うことは、お肌の老化を進めてしまいます。
 皆さんは体を洗うときに、どのように洗っていますでしょうか。あかすりを使ってゴシゴシ擦っているかもしれません。
 ゴシゴシ擦って洗うのは、気持ちよく爽快感も得られます。気分的には決して悪い方法ではないと思います。 しかしお肌にとっては老化を促進してしまいます。お肌の老化を促進する大きな原因は2つあります。 一つは日光です。日光による影響は長年蓄積させていきますので、日焼け止めを常に使用してスキンケアをして良い状態を保つことが大切です。
 もう一つは、摩擦です。お肌は擦れることによっていろんな障害が出てきます。腰まわりのズボンの上縁や首のあたりだけ擦れて色が変わっている人がいませんか? あかすりで擦ることもお肌の老化をとても促進させてしまいます。老化を防ぐためには、できるだけやさしく洗ってあげることが重要です。

◎石けんを使って手で洗いましょう。
 どのように洗えば良いかということになってきますが、簡単なことです。あかすりやタオルなどを使わず「手で」洗っていただくことが一番です。 石けんを使って手で洗うだけで十分に汚れは落ちます。あかすりを使用すると、汚れが落ちるだけでなく皮脂も一緒に持っていかれてしますのでおすすめできません。
石けんを使って洗うと、きちんと洗えた場所は水玉が弾くようにツルッとした水滴がお肌についています。そうでないところはベタってしまう水滴がついています。 一度体験してご覧になっていただくと一目瞭然です。
洗うときに、直接石けんをある程度お肌につけてから洗ってもよいのですが、すすぐときにサッと洗い流したい方は、みかんネットなどを使って良く泡立ててから、その泡を体につけても良いと思います。泡立てることによって良く汚れを取るという根拠は残念ながらないのですが、気分的には気持ちいいかもしれません。どちらでも汚れの取れ方は変わりません。

◎石けんの紹介です。参考にしてください。
 基本的にはどのような石けんを使っても良いのですが、お肌に合う合わないというものもありますのでご自身でいろいろ試されてみると良いと思います。
 私が使って良かったと思うのは、3つの石けんです。

1.Atpico(大島椿)スキンケアソープ
 椿油から作った石けんです。お値段は少々高いですが、さすが椿油の石けんという感じです。手で洗ってもとてもすべすべします。 ただお風呂場にずっと置いておくと、湿気で溶けてしまうので、お風呂から出たら一緒にお風呂場から出してあげてください。販売店検索はこちらを参考にしてください。
2.シャボン玉石けんのバブルガード
 こちらも純粋な石けんのみの手洗い用のものです。特徴としては最初から泡なので使いやすいです。手洗い用になっていますが、実は全身洗っても問題ありません。私も頭も含めて全身使用したことがありますが、とても使用しやすいものです。最初から泡になっているのが良いという方には、是非おすすめの石けんです。
3.アレッポ石けん(シリアで作られている石けんです)
 オリーブオイルとローレルオイルから作った石けんです。シリアは内戦になってしまい、生産量もかなり減りました。早く平和が訪れることを願っています。

◎すべてを洗い流すつもりではなく、適度に洗いましょう。
 背中など手の届かない場所を洗うときは、洗わないくらいのつもりの方がお肌をうまく保つことができます。程々に洗ってあげることが大切なのだということです。 綺麗好きの方には受け入れていただくのに抵抗を感じてしまうかもしれませんが、実際多少擦るだけでも汚れは十分に落ちますので安心してください。

◎頭を石けんで洗うのも問題ありません。
 頭も石けんで洗うことができます。まったく問題ありません。私も毎日石けんで洗っています。ただし、頭に石けんかすが残りやすいので、十分に洗い流すことが重要です。さっぱりしたいと思う方は2回洗うとすっきりします。髪がごわごわしてしまうと思われるのが嫌な方は、石けんで洗髪後にお酢を使用してリンスをおすすめします。大さじ1杯くらいのお酢を洗面器に入れてからお湯を洗面器にいっぱいくらいまで入れて希釈してください。それを頭にかけて馴染ませたあとよくすすいでください。高級なものよりは安いお酢の方が臭いも気にならなくて良いと思います。さらに気になる方は、入浴後に椿油などで髪の毛をいたわってください。椿油は、大島椿のものがおすすめです。

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