翠(みどり)
皮フ科・アレルギー科
診療時間
10:00から13:00
15:00から18:00
休診日
火曜日,
土曜日午後
日曜日
,
祝日
〒125-0061
東京都葛飾区亀有3-37-17
メディク関東3F
電話 03-6662-4232
お知らせ
薬や病気の説明
自費診療
フケについて
◎フケは2つのタイプがあります。
フケは、頭皮がはがれたもので、2つに分類することができます。乾性フケと脂性フケです。
乾性フケは、頭皮が乾燥してしまうことによって皮膚がはがれてフケなって落ちてきてしまうものです。 乾燥している皮膚は、バリア機能も衰えているためにいろんな刺激を受けやすく皮膚炎を起こしやすい状態なります。
適度な保湿が必要で、ローションタイプの保湿剤を頭皮につけてあげることで治療をすることができます。 シャンプーでの頭髪の洗いすぎもよくありません。適度な洗い方を工夫していくことも重要です。
◎脂性フケはカビが関与していることもあります。尋常性乾癬との鑑別も大切です。
脂性フケは、頭皮から分泌される皮脂が原因とされています。 分泌された皮脂が空気と触れて酸化をしてそれが刺激となって皮膚炎を起こしてしまいます。 皮膚炎を起こした皮膚は、細胞分裂が活発となりそれによってはがれる皮膚も多くなります。それがフケになります。 炎症がひどい状態を脂漏性皮膚炎と言います。ただこれらは皮脂の酸化だけで引き起こされているのではなく、 マラセチアという脂がないと生きていけないカビ(真菌)が関与しているといわれています。 また
尋常性乾癬
の頭部にできる症状と似ていることもあり、 なかなか見分けることが困難な場合があります。
◎脂性フケはカビを抑えるお薬が効果があります。定期的な外用を!
脂性フケは、基本的にはステロイドのローションを外用して炎症を抑えてあげながら、 ニゾラールローションというカビを抑える薬を重ねて外用していくことが大切です。 ニゾラールというお薬は、ケトコナゾールという成分が入っており、カビを抑える作用だけでなく、炎症を抑えたりさらには 皮脂の分泌も抑えてくれる優秀なお薬です。 ニゾラールだけでは効果はそれほど強くありませんので、治療の最初はステロイドとの併用をしていくことが大切です。 調子がよくなってきたらニゾラールだけでもコントロールできるようになります。 毎日外用をしなくても、数日に1回の外用で十分にコントロールが可能になる方もいます。
◎両方のタイプの混合したフケの症状の患者さんもいます。
どちらかというタイプにこだわりを持つのではなく、両方のタイプの方もおられます。そういう場合は、保湿剤を使用しつつ、ニゾラールローションで維持をして、炎症があるときはステロイドを使用する方法を選択することもあります。
◎ビタミン剤の効果がある時もあります。
他のビタミン剤を内服して治療をすることもあります。ビタミンB2やビタミンB6は効果がある方とない方がいます。 効果がないときには漫然と内服しなくてもよいと思います。ビタミン剤で劇的な効果を出す方もいらっしゃるので、 そのような方は続けていき、徐々に減らしていくのがよろしいかと思います。
何人かの方で、ビタミンCを内服していただいて劇的に改善した症例を経験したことがあります。
一度翠皮フ科・アレルギー科にご相談ください。
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