翠(みどり)皮フ科・アレルギー科

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ハイドロキノン軟膏とトレチノイン軟膏

翠皮フ科・アレルギー科では、ハイドロキノン軟膏とトレチノイン軟膏を各税込1100円の料金で提供しております。通信販売はしておりません。

◎ハイドロキノンとトレチノインは併用が望ましいです。
 ハイドロキノンは、メラニン色素を抑える働きがあり、色素沈着改善剤としてはよく使われています。化粧品に入っていることも最近では多いのですが、効果を出せるほどの濃度にするのは化粧品としての安全性を優先させるため、副作用減少の観点から難しいかもしれません。またトレチノイン軟膏と併用することによって効果をあげることができます。可能な方は併用をお勧めいたします。

◎ハイドロキノンとトレチノインの作用は異なります。
 トレチノインは、ビタミンAの誘導体で表皮細胞をはがす作用があります。シミのあるところを早くはがしながらハイドロキノンで、メラニン色素を抑えていくことでさらに効果が上がると考えられています。

◎翠皮フ科・アレルギー科のハイドロキノン軟膏やトレチノイン軟膏は、リーズナブルです。
 翠皮フ科・アレルギー科では、5%のハイドロキノン軟膏を、同じくメラニン色素を抑える働きのあるビタミンCと混合しています。トレチノイン軟膏は0.1%で混合しています。ハイドロキノン軟膏、トレチノイン軟膏ともにそれぞれ4gを税込1100円の料金で提供しています。また当院のハイドロキノン軟膏とトレチノイン軟膏の特徴として挙げられるのが、水だけで簡単に洗い流せるということです。

◎シミの部分にのみ外用して、顔全体には塗らないでください。
 ハイドロキノン軟膏の使い方は、夜の洗顔後に使用してください。できれば何も使用せずに塗るのが効果的ですが、難しいときは保湿剤のあとにシミの部分に外用してください。効果が出るには1から数ヶ月はかかります。トレチノイン軟膏と併用するときはどちららが先でも構いません。
 仮に顔だけ白くなっても、首とのコントラストの関係で不自然なものになってしまいます。おしろいは首や胸元、背中の上部まで塗って着物を羽織るから自然に見えますが、顔だけなら不自然に見えます。それと似たような状態になるのでバランスが大切です。 お肌全体を白くするには、ハイドロキノン軟膏は効果はあると考えますが、ムラができるのでお勧めはしません。
見た感じでよいと考えられるのは、お肌の均一性が保たれていることだと思います。白くなくてもシミなどがなくて、ムラがなければよいと考えています。「美白」が美しいのではなく、ムラがないことの方が重要であると考えます。
 ハイドロキノン軟膏は紫外線を浴びると、変性を起こして組職黒変症(Ochronosis)といってさらに黒くなることもあります。シミを薄くしたいという強い思いで、何回も塗ることは逆に危険ですので控えてください。「過ぎたるは及はざるが如し」です。

◎日焼け止めなどのスキンケアは怠らないようにしましょう。
 ハイドロキノンやトレチノインは日中に使っても問題ないともいわれていますが、紫外線などにより酸化をすると刺激が出てしまうことがありますのでお勧めはいたしません。
 ハイドロキノン軟膏やトレチノイン軟膏を使用しているときは、日焼け止めを塗布し冬でも必ず日光対策をしてください。
 小じわ対策でどうしても使用したいときは、絶対に粘膜につかないようにしてください。

◎妊娠に関してはトレチノインは使用できません。冷蔵庫で保管して下さい。
 トレチノイン軟膏には、奇形を発生させることがあるので、妊娠を考えている方や妊娠中,授乳中の方は絶対に使用しないでください。基本的には使用してから2ヶ月は避妊をしてください。万が一妊娠が判明した場合にはすぐに中止をしてください。
 ハイドロキノンもトレチノインも分解されたり、変質しやすい物質のため、必ず冷蔵庫の中で保存をして下さい。3ヶ月以内に必ず使い切って下さい。

◎赤くなってもその後回復したら休みながら外用をして試してください。
 翠皮フ科・アレルギー科のハイドロキノン軟膏は5%のため、副作用が出ることがまれにあります。ハイドロキノンと毛染めで使用されるパラフェニレンジアミンは分子構造が似ているために、交差感作を起こします。毛染めでかぶれたことがある方は、ハイドロキノンでもかぶれることがあります。赤くなったり、刺激感を感じたときは使用を中止してください。連日使用しなければこのようにならない場合は、間隔をあけて使用することをお勧めいたします。1回でなってしまう方は使用を中止してください。
 トレチノイン軟膏のほうが刺激が強いため、はじめの使用で赤くなったり、乾燥したり、皮が剥けたり、ヒリヒリすることが多いです。そのときにはお休みをしながら数日間隔で使用していくことをお勧めいたします。それでも赤みやヒリヒリなどが取れないときには使用を中止してください。
 ハイドロキノン軟膏とトレチノイン軟膏と併用している場合は、まず両方中止して回復後にハイドロキノン軟膏のみからはじめることをお勧めいたします。その後トレチノイン軟膏は週に1回から2回の外用から徐々に再開してください。

◎使用できるのは3か月間です。
 翠皮フ科・アレルギー科で提供しているハイドロキノン軟膏とトレチノイン軟膏はお渡ししてから3か月しか保存できません。保存は帰宅後冷蔵庫で保管をお願いしております。大量に欲しいという方がたまにおられますが、あまり長持ちしませんのでできることなら一つずつの提供をお勧めしています。軟膏は手作りで作成していますが、できる限り在庫を切らさないようにかつ新鮮なものをお届けできますように考えています。

◎効果がなければ光治療も検討しましょう
 ハイドロキノン軟膏やトレチノイン軟膏が万能でシミに効果がるわけでもございません。しかし効果はかなり見れれます。それでもまだシミが気ににあるという場合は、ルビーレーザー治療フラッシュランプ治療の光治療をお勧めいたします。

◎軟膏が欲しいけど葛飾区亀有は遠いと思っておられる方へ
 東京近郊の方以外は残念ながら確かに葛飾区亀有は遠いと思います。ハイドロキノン軟膏とトレチノイン軟膏は、院内調剤のお薬で、処方をさせていただいております。化粧品のように通信販売は行うことができません。ご了承ください。

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