翠(みどり)皮フ科・アレルギー科

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わきがについて

◎わきがは汗+細菌が原因で発症します。
 わきがは、わきのところにあるアポクリン腺という汗を出す腺からでる無臭の汗が細菌によって分解されることによって発生するにおいによって起きるものです。

◎においが気になるという場合は、においの程度の判定が必要です。
 治療を行うためには、においの程度を客観的に評価することがとても大切です。
 1 まったくにおわない
 2 顔をわきに至近距離に近づけてにおう程度
 3 わきを触った手や拭いたティッシュなどがにおう程度
 4 何もしなくても自分自身がにおう程度だが他人は気にならない。
 5 隣にいる人がにおう程度
 6 1メートルくらい離れていてもにおう程度
 7 歩いた後にも、通った場所ににおいが残る程度

 4までは基本的には治療が必要ありません。2や3は一般的な人でもあります。4は、本当ににおう場合とそうでない場合があります。不快に感じるときは治療が必要になります。においがある場合は、わきがの治療をすることで不快感を軽減することがありますが、そうでない場合は嗅覚の異常であることもあります。また自己臭症といって特にまわりが不快感をもっていないのに自分がにおっていることに恐怖感を覚えてしまう場合は、わきが以外の治療が必要になります。
 5からは周囲の方が不快な思いをしないためにも治療をお勧めいたします。

◎治療は手術とそれ以外に分類できます。
 治療は原因となる汗を抑えるか、においを発生させる細菌を減らすことか、それとも両方を実施していきます。汗を抑えていくには汗を作っている汗腺を無くしてしまうことが治療になります。物理的に除去するには、手術によって治療を行います。皮膚を切開して、ひっくり返して汗腺をはさみで削ぎ落としていく方法で治療を行ったりしますが、穴を開けてドリルでのような道具を使って汗腺を除去することもできるようになっています。この方法ですと手術の跡が小さくて済みます。
 手術以外で汗を減らしていく方法としては、塩化アルミニウム液を外用していく方法があります。外用くりかえしていくことで汗腺からつながっている汗管を変性させて汗を減らすことができます。短期間で中止すると元にもどりますが、長期間連用していると汗腺が退縮することが分かっていますので、根気強く外用をすることをお勧めしています。
 細菌を減らす方法は、抗生物質を外用することで減らしていくことができます。また塩化アルミニウム液も殺菌作用があります。

◎わきがは漢方薬がとても効果的です。
 わきがでお悩みの方は、漢方薬との塩化アルミニウム液の併用はとても効果的と考えています。一度ご相談ください。

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