光治療について (翠皮フ科・アレルギー科:葛飾区亀有/アリオ亀有対面)
翠(みどり)皮フ科・アレルギー科

診療時間
10:00から13:00
15:00から18:00

休診日
火曜日,土曜日午後
日曜日,祝日
〒125-0061
東京都葛飾区亀有3-37-17
メディク関東3F
電話 03-6662-4232
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光治療について

基本的に光治療は昼休みの14:20分やすべての診療が終わった後に実施しています。実施する場所を実際に診察してから予約を検討させていただきます。ただし範囲が狭く、ごく短時間で実施できる場合に限り診療時間中でも行います。落ち着いて照射をするためにもご理解をお願いいたします
◎光治療といってもいろいろとあります。
 現在、医療においてさまざまな光を用いた治療が行われています。特に皮膚領域では光を簡単に直接照射できることもあって多くの治療が行われてきました。
 現在も紫外線治療、レーザー治療などの皮膚への光治療が行われています。紫外線治療は、皮膚の局所の免疫を抑えることが知られています。アトピー性皮膚炎や尋常性乾癬、尋常性白斑には保健適応で、保険適応ではないですが、円形脱毛症にも行われています(翠皮フ科・アレルギー科では紫外線療法は実施していません:ここ強調)。以前はソラレン(psolaren)という物質を塗ったり内服したりした後にUVA領域の光線を照射するPUVA療法(Psolaren+UVA light)が主流でしたが、現在では311
±2nmという非常に狭いUVB領域を照射するだけのナローバンドUVB療法(Narrow Band UVB:NB-UVB)や308nmのエキシマランプで非常に強いエネルギーで短時間に照射する紫外線療法も行われています。
 シミに関しての光治療としては、レーザー治療とフラッシュランプを使用した治療を中心に現在は行われています。赤ら顔などの毛細血管拡張や血管腫には、色素レーザーやNd:YAGレーザーが古くから実施されてきましたが、近年では色素レーザーやNd:YAGレーザーだけでなく、フラッシュランプによる光治療も行われています。脱毛に関してはダイオードレーザー(半導体レーザー)をはじめとして、アレキサンドレーザーやフラッシュランプによる光治療も行われています。
 ここに出てくる3つの領域ですべてに出てくるのがフラッシュランプです。これに関しては後述致します。

◎いろいろな病変にレーザーが使用されています。
 シミに関しては、Qスイッチ方式によるルビーレーザー(波長694nm)、アレキサンドレーザー(波長755nm)、Nd:YAGレーザー(波長532、1064nm)がレーザー治療で行われていますが、ルビーレーザーが一番効果的であると思います。あまり変わらないという方もいますが、数年後の経過を見ると、ルビーレーザーが良いのかなと私は考えております。日本で主に使われているルビーレーザーは主にエムエムアンドニークとジェイメックのものがありますが、どちらも優れており、世界に誇れるものだと思います。翠皮フ科・アレルギー科ではルビーレーザーを用いてシミの治療を行っています。  色素レーザーでは、キャンデラ社のVbeamという595nmの波長の色素レーザーが他の色素レーザーと比較しても優れていると思われます。他のメーカーと比較してもいろいろとエネルギーや照射時間を調節できるので、効果的に治療ができるのではないかと考えております。
 脱毛に関してはダイオードレーザー(半導体レーザー)が一番効果的だと考えます。現在たくさんの種類のダイオードレーザーがありますが、私はルミナス社のLight Sheerという805nmの波長の機種が優れていると思います。他にもMediostar miXTなど効果に遜色ないダイオードレーザーはありますが、効果が劣るダイオードレーザーがあるのも事実です。「脱毛の達人」というサイトにLight Sheerの置いてある医療機関のリストがあります。このサイトは日本ルミナス社が作成していています。日本ルミナスや掲載している医療機関からすれば宣伝という形態にもなりえますが、一般の方からすればこのサイトは情報収集をするのに利用価値のあるサイトだと思います。もし私が施術するならLight Sheer DUETという機種を選択すると思います(翠皮フ科・アレルギー科では脱毛を施術する予定はありませんのであくまでも参考と思ってください)。
 翠皮フ科・アレルギー科では、Light Sheerを導入していないので、「脱毛の達人」の中にはもちろんですが掲載されていません。私にとっては宣伝をしても何もないので純粋にお知らせしているだけとお考えください。

◎フラッシュランプの特徴は幅広い波長を含んでいる光の集まりです。
 フラッシュランプは、単一の波長を照射するレーザーと異なり幅広い波長を含むのが特徴です。そういう特徴から、シミや脱毛、毛細血管拡張などの血管病変と幅広く適応があります。フラッシュランプ治療はIPL治療といわれています。IPLとはIntense Pulsed Lightの略です。別名フォトフェイシャル治療とも言われています。フラッシュランプによるIntense Pulsed Light(IPL)を用いたフォトフェイシャル治療というのがよい言い方かもしれません。実をいうとこの「IPL」と「フォトフェイシャル」という言葉はルミナス社や日本ルミナス社の登録商標であります。フラッシュランプ治療を世の中に最初に出したメーカーとしては当然だと思います。ルミナス社のフラッシュランプによるIPL治療でないと本当のところはフォトフェイシャルと言ってはいけません。ルミナス社のIPL治療を行っている施設をフォトフェイシャル協会のサイトで掲載しています。これも、「脱毛の達人」と同じようなイメージとお考えになっていただいて良いと思います。患者さんにとってこの施設を選ぶことはルミナス社のフラッシュランプによる治療は受けられるという意味です(翠皮フ科・アレルギー科では、ルミナス社の機械を導入していませんからこのサイトには掲載されていません)。

◎フラッシュランプ治療はいろいろ使用できますが、オールマイティーでもありません。
 メーカーによるフラッシュランプ治療の差はどんなものかというと、以前はかなりありました。初期はルミナス社1社しかありませんでしたし、数社が出てきたときもルミナス社は良かったと思います。現在はかなりいろいろなメーカーから販売されており、正直なところシミに関してはどこのメーカーのを使用してもあまり変化はないのかなと思います。脱毛に関しては、それに特化したようなフラッシュランプ治療もおこなわれていて、メーカーの違いだけでなく、同じメーカーでも使用する機種で効果が行ってくることがあります。赤ら顔などの血管性病変に関しても、メーカーの違いだけでなく、同じメーカーでも使用する機種で効果が行ってくることがあります。
 ではフラッシュランプ治療の効果はいかがなものかとお考えの方もおられると思います。フラッシュランプは、シミと脱毛、赤ら顔のような毛細血管拡張や血管腫などの血管性病変に関してどれも使用されており、オールマイティーの印象を持つ方もおられると思います。残念ながら実際はそうではありません。レーザーは専門性が高く幅広いことができないのに対し、フラッシュランプは、幅広く対応できますがレーザー程の効果を期待するのは厳しいこともあります。効果でいえば、一般的にレーザーの方が高いといえますが、必ずしもそうとも言えないところもあります。フラッシュランプにはレーザーにない良さもあるわけです。同じレーザーでもアレキサンドライトレーザーで脱毛もシミも治療できる機種がありますが、実をいうとこれが一番中途半端であり、私としてはお勧めできません。  シミでも後天性真皮メラノサイトーシスや太田母斑は色素が皮膚の深いところにある病変に関しては、フラッシュランプでの治療は不可能です。Qスイッチレーザーが必要になってきます。脱毛に関しては、フラッシュランプでも特化したものはかなりの効果を認めていますが、それでもダイオードレーザーの方が最終的には良いという印象です。赤ら顔などの血管性病変に関しては、それを得意とするフラッシュランプであれば色素レーザーにも劣らない効果を発揮できると考えています。色素レーザーの欠点である照射後の紫斑(出血斑)ができることも、フラッシュランプでは少なくなっているので良いかと思います。欠点としては色素レーザーは保険適応に対し、フラッシュランプは保健適応をすることができません。

◎フラッシュランプ治療は数回(最低でも3回)の治療が必要です。
 シミに関しては、皮膚の深いところの病変は効果がありませんが、表面のシミに関しては徐々に薄くしていくことで効果を発揮していきます。レーザー治療は表面のシミであれば1回で照射完了なのに対し、フラッシュランプ治療は数回必要です(レーザーでも皮膚の深いところにある病変には数回の治療を必要とします)。最低でも3回はお考えになっていただきたいと思います。レーザー治療は照射をすると、その後1週間~2週間テープやガーゼで覆うことが必要ですが、フラッシュランプ治療の場合は、照射後数時間や次の日からお化粧をしても大丈夫です。人前に出たり接客をするお仕事の場合、マスクで隠せてもそれができないこともございます。そういうときにはフラッシュランプ治療をお勧めいたします。ただしやはりフラッシュランプ治療とレーザー治療を比較すると、最終的にはレーザー治療の方が優れていることが多いですが、薄いシミであればフラッシュランプ治療の方が良かったりする場合もございます。

◎フラッシュランプ治療の方がレーザー治療よりも優れている分野、それが皮膚の若返り(rejuvenation)です。
 フラッシュランプ治療には、レーザー治療ではできない治療もございます。皮膚の若返り(rejuvenation)です。さまざまな幅広い波長を含んでいますので、皮膚の真皮まで光が入り込んで、真皮コラーゲンの増生や弾性線維の減少が見られます。表面でも細かいシミや赤みなどが目立たなくなり、回数を繰り返すことで全体的にはくすみも取れて小じわも減ってくるようになります。これはレーザー治療よりは効果が見られると思います。どんなフラッシュランプでもよいのかというと、どれでも多少の効果は見られますが、これに関しては機械の出す波長や強さ、照射時間によって効果も異なってきます。表面を得意とするものや深さを追及してどちらかというとコラーゲンを増やすことを目的としたものなどがあります。

◎レーザー治療とフラッシュランプ治療の両方を合わせた治療が望ましいと考えます。
 レーザー治療フラッシュランプ治療の勉強会に参加していつも感じるのは、講演をしてくださっている医師の皆様は、レーザーもフラッシュランプもどちらも持っているということです。レーザー治療だけでもフラッシュランプ治療だけでもどちらもニーズにお応えできないので、両方の良いところを利用して治療されていると講演されています。当初シミに対しての治療をしたいということで、翠皮フ科・アレルギー科ではルビーレーザーを導入致しました。おかげさまでたくさんの方にご利用をいただいております。ただしお仕事の都合などで照射後1週間~2週間テープやガーゼで覆うことができない方もおられ、そういう方にはご期待に添うことができませんでした。また翠皮フ科・アレルギー科では、赤ら顔の患者さんに対していろいろと治療をしてまいりましたが、やはり限界を感じ光治療の必要性を感じていました。血管性病変に関しては保健適応であるVbeamが良いのですが、正直に申し上げて導入するには高価すぎること、年間のメンテナンス費用を捻出するほどレーザー治療を実施できないのではと考え断念しました。フラッシュランプでもそこそこ効果はあるのは分かっていたのですが、実際レーザーの出力や性能を発揮できないと思っていました。Palomar社のSTARLUX MaxGというものは、照射時間や照射エネルギーをかなりあげることができるので血管病変にもうまく作用することができます。シミに関してももちろん利用することができますので、赤ら顔の毛細血管拡張などの血管性病変とシミに対しての効果を期待して導入致しました。皮膚の若返り(rejuvenation)に関してもある程度の効果は期待できると思います。他のと比較することがなかなか難しいのですが、皮膚の若返り(rejuvenation)に関してのバランスは平均的なものだと考えています。脱毛に関してはあまり効果がないといえるかと思います(実際個人差がありますが、脱毛目的でこの機械を使用するべきではないと考えます)。
 翠皮フ科・アレルギー科としては、シミに対する治療と赤ら顔のような毛細血管拡張や血管腫などの血管性病変に関しての治療を実施していきたいと考えてルビーレーザー治療とSTARLUX MaxGによるフラッシュランプ治療を実施しています。


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