翠(みどり)皮フ科・アレルギー科

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にきびについて

◎にきびで悩んでおられる方はたくさんいます。
 にきびでお悩みの方はたくさんおられると思います。思春期のにきびがひどくて悩んでいる方、思春期はそんなににきびはなかったのに、その後いわゆる吹き出物といわれるものがひどくなってきて悩んでいる方、いろいろさまざまだと思います。

◎ディフェリンゲルでコントロールできる人は増えています。
 にきびの治療法も、世界的には遅れていましたが、日本でもディフェリンゲル(薬品名アダパレン)というものが2008年から使えるようになりました。1日1回寝る前に使用していただくお薬を持続的に使っていただくことにより、コントロールできる方は増えてはきています。しかしお肌の刺激感などの影響がある人は使用することができず、悩んでおられる方はまだまだいます。

◎にきびは病気です。精神的・身体的ストレスからの開放も治療の一部です。
 まずにきびは病気であるというお考えをもっていただきたいことと、にきびはお肌だけの病気ではないということをご理解いただきたいと考えています。にきびは、皮脂腺の機能が高まり、毛穴につまって炎症を起こすことによって起きると言われています。にきびはストレスによってかなり増えたりすることが長年の研究で分かっています。ストレスはサブスタンスPという物質を多く産みだし、そのサブスタンスPがにきびを悪化させます。よってできるだけストレスをなくしてあげることがにきびを治療するためには必要です。
ストレスには、精神的ストレスと身体的ストレスです。身体的なストレスとは、睡眠不足などの疲れであったり、暴飲暴食便秘などの胃腸障害、生理痛、生理不順などの女性特有の体の変調や肩こりなどで正常の状態ではないことから身体に負荷がかかってしまっている状態です。チョコレートがお好きな方には残念な報告ですが、チョコレートはにきびを悪化させることが知られています。また身体的ストレスから精神的ストレスを引き起こしたり、その逆も考えられます。
今の社会のなかでストレスフリーで生きていくことは非常に難しいことですが、できるかぎり減らしていくことが重要です。

◎にきびの治療の基本は塗り薬による外用療法です。
 にきびの原因の一つに、Propionibacterium acnesという細菌が炎症を強くしていると考えられています。治療ですが、一般的な抗生物質の塗り薬や飲み薬、ディフェリンゲルの外用が通常の方法です。抗生物質は細菌を減らして炎症を抑える効果があります。ディフェリンゲルは、毛穴のつまりを改善してにきびを改善させるお薬です。これらは効果は認められますが、難点は止めてしまうと症状が戻る可能性が大きいことです。治すというより、お薬で症状をコントロールしているとお考えになったほうがよろしいかもしれません。ディフェリンゲルを使用すると刺激感が強い方で、連続して使えない方もいます。そういう方は、間隔をあけて使用してください。それでもヒリヒリがひどい方は使用をお勧めいたしません。また一般的には1日2回で使用する抗生物質の塗り薬の塗る回数を増やしてあげることで改善が期待できることもあります。ディフェリンゲルは、妊娠を希望される方、妊娠している方、授乳中の方には使用することができませんので注意が必要です。どうしても短期間で早く状態をよくしたいという場合には、抗生物質の内服もあります。しかしやめれば再発をしてしまいますので、外用療法を併用していくことがとても重要です。

◎治療の一つにご家庭でできるピーリングもあります。
 にきびの治療のひとつにピーリングがあります。 サリチル酸軟膏を使用することでコントロールもより容易になるかもしれません。

◎日常生活を整えるのも治療の一つです。
 にきびの治療は、お薬を使うことだけでなく、日常生活を整えていくこともとても大切です。 またそれがにきびの予防に大きな効果をもたらしますので努力することをお勧めいたします。 ご自身の生活を今一度見直すという意味で日記をつけていただけると良いと思います。

 こちらに症状日記のひな型のサンプルと書き方のサンプルをお示し致します。ダウンロードして使用してください。ご自身で必要だと思われる項目があれば加えてください。

 症状日記        症状日記の書き方サンプル

◎ニキビダニというダニが原因のこともあります。
 同じような症状でも、ニキビダニが原因となって悪化していることがあります。ニキビダニは普通のダニとはことなり、一般的な人にも住み着いています。Demodex folliculorum longusDemodex folliculorum brevisの2種類がいて、前者は毛包内に、後者は脂腺に住み着いています。これらが、身体のバランスの変化で増えすぎてしまうと、にきびと同じ症状を呈してきます。塗り薬をきちんと外用していたり抗生物質を内服してもまったく効果がでないときにはニキビダニが原因であることもあります。にきびの部分から内容物を取り出して、顕微鏡で調べればすぐに検査で判明します。治療に反応していないと思われる時には検査することをおすすめ致します。ニキビダニの治療は、一般的なにきびとは異なる外用薬を使って治療をおこなっていきます。

◎塗り薬でコントロールできないときや、炎症後早期のにきび跡に漢方薬がお勧めです。
 一般的なにきび治療で十分な方もいます。そのような方はこれ以上はいらないと思いますが、そうでない方のほうが多いと考えています。そのようなときに、漢方薬は非常に大きなお役に立てると考えています。体調や症状に応じて漢方薬を決めて処方をしていきます。にきび治療は漢方薬の得意分野だと思います。炎症後早期のにきび跡にも漢方薬が有効だと考えています。ディフェリンゲルもにきび跡の改善には効果的なこともあります。にきび跡が赤くなっているのは炎症があるからであり、半年もすれば基本的にはきれいに治ります。いつまでたっても良くならないことの一つに、にきびが繰り返されていることがあります。そうでなくて赤みが半年以上残ってしまっている場合には、保健適応外ですがフラッシュランプ治療で改善ができることもあります。翠皮フ科・アレルギー科では行っておりませんが、軽い凹凸であれば炭酸ガスフラクショナルレーザーは回数を重ねればかなり効果的と考えています(炭酸ガスフラクショナルレーザーは保険適応ではありません)。まずは漢方薬や塗り薬を試してみることをお勧めしております。にきびでお悩みの方は是非ご相談ください。


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