翠(みどり)皮フ科・アレルギー科

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お知らせ 薬や病気の説明 自費診療

シミについて

 シミを気にされている女性はとても多いと思います。近年は男性でも気にされる方が増えてまいりました。一言にシミと言っても、いろいろなタイプのものがあります。

◎肝斑も効果的な治療が進化しています。
 女性の気になるもので代表的なものは肝斑でしょうか。肝斑は、目の下のあたりの頬やその外側に出現するものです。ただし目の下のクマができるところにはほとんど出現しません。30歳を越えたあたりから増え始めます。妊娠を契機に出現するものもあります。男性も出現することはありますが、女性の方が圧倒的に多いです。肝斑は、刺激によってさらにシミが強くなることが知られています。よって強く擦ることや、日光による刺激はできる限り控えないといけません。以前の治療法は、シミを抑えるお薬を塗ることがメインでしたが、今は肝斑の治療法は劇的に変化しつつあります。

◎肝斑はハイドロキノンとトレチノインの外用が効果的です。
 塗るお薬は、ハイドロキノン軟膏がメインでしたが、少しピーリング効果のあるトレチノイン軟膏を一緒に使用していただくことによりさらに効果を高めることが分かっています。これらのお薬は保険では治療できませんので、自費診療になります。翠皮フ科・アレルギー科では、これらの軟膏をリーズナブルな料金(各税込1100円)で提供させて頂いております。

◎肝斑の内服の治療も効果的ですが、長期間飲むことの安全性は確立しておりません。
 内服ではトラネキサム酸という炎症を抑える物質が、肝斑の色素沈着を抑えて改善させることが分かっており、薬局で内服薬を販売しています。薬局で売っているお薬は、2か月以上は内服しないでくださいという注意書きが書いてあります。その理由として、2か月以上内服したときの安全性が確立されていないためです。トラネキサム酸は、炎症を抑える効果があるのと同時に血を固まらせやすくする作用も持っています。長期間内服したときに、心筋梗塞や脳梗塞を発生させる可能性も否定できません。ただ長期間内服したときの危険性があるとも言われていませんので、実際のところは本当に危険なのかも分かっていません。少なくとも言えることは、2か月までは内服したときの安全性は確立していますのでそれまではそんなに心配しなくてもいいということです。ただトラネキサム酸は、内服を中止すると肝斑が再出現してしまうので、女性の心理としては中止しにくいものであります。

◎肝斑にレーザーを当てる治療法も少しずつ出現していますが、議論の余地があります。
 レーザーやフラッシュランプなどの光を用いた治療は、刺激によって肝斑を悪化させると考えられており、やってはいけないというレーザーの権威の先生もいますが、種類によってはレーザーなどの光治療は肝斑に効果があるということを発表している先生達もいます。
 私としては、肝斑の治療はハイドロキノン軟膏トレチノイン軟膏を外用をベースにしていくべきだろうと思います。必要があればトラネキサム酸を短期間内服が今のところは良いのではないかと考えています。今後いろいろと進歩してくればレーザーなどの治療も有効だと言えるようになるのではないでしょうか。

◎浅いところのシミは、ハイトロキノンとトレチノインの外用が有効です。深いところはレーザー治療をしましょう。
 長年日光に露出されて増えてくるシミもあります。皮膚の浅いところの表面だけでしたら、ハイドロキノン軟膏トレチノイン軟膏 を塗って頂くだけでかなり改善できることもあります。また少し盛り上がっているような時には、脂漏性角化症という病気のこともあります。これは良性の腫瘍で、液体窒素を何回か当てて治療を行うと、シミや盛り上がりが改善できることがあります。
 皮膚の深いところのシミに関しては、レーザー以外の治療法はあまり期待できません。塗り薬は届きません。フラッシュランプも多少の効果を認めるものもありますが、レーザーがもっとも優れています。

◎見分けることは難しいので、まずは塗り薬から始めましょう。
 これらのタイプが混在していることもよくあります。実際のところ見分けるのは困難なことも多いです。まずはハイドロキノン軟膏トレチノイン軟膏を塗っていただき、それでも変化がないなら光治療を考慮するのが費用対効果の面からも安全性の面からも一番良い考えではないかと思っています。翠皮フ科・アレルギー科では、ルビーレーザー治療フラッシュランプ治療も行っています。

◎お肌全体のベースを白くしたい時には、内服や点滴がお勧めです。
 ベースを白くとお考えであれば、ハイチオールとビタミンCの内服をお勧めいたします。漢方薬であればヨクイニンの内服もよろしいかと思います。長期間の内服をしていただくと全体的にお肌の調子が良くなってくると思われます。さらに高濃度ビタミンC点滴療法も美白効果もあります。

◎翠皮フ科・アレルギー科ではお化粧を直してからお帰りいただくことができます。
 翠皮フ科・アレルギー科ではパウダールームを用意しておりますので、診察のときにお化粧を落としても準備をしていただければお化粧をしてお帰りいただけます(診察時にお化粧がない方が望ましいですが、準備がない場合は状況によってお化粧を落とさず診察することもあります)。シミが気になる方は是非ご相談ください。

◎診察を受けたいけど葛飾区亀有は遠いと思っておられる方へ
 東京近郊の方以外は残念ながら確かに葛飾区亀有は遠いと思います。亀有は足立区中川と接しており、東京都の北東部に位置します。東京の方でも遠く感じられることが多くありますが、西日暮里までは約13分、池袋までは約30分、新宿までは約39分、銀座までは約35分でアクセスできる意外と便利な場所です。その他の主要近郊市街地から亀有までの電車とバスを利用した所要時間をこちらで案内させて頂いております。翠皮フ科・アレルギー科の目の前には、東京23区内で有数のショッピングセンターであるアリオ亀有がございます。診察のついでにお買い物や映画鑑賞などで楽しんで頂くことができます。ちなみにメールでの一般的なご相談も受け付けていますので、お問い合わせはこちらへどうぞ

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